ゲーム開始時点:オーボンヌ修道院襲撃
物語はイヴァリースの宗教施設、オーボンヌ修道院で始まる。王位継承争いの渦中にあった王女オヴェリアは、修道院で身を隠していた。
ある日、修道院が何者かに襲撃される。王女の護衛を務めていたのは、傭兵団の一員であるラムザ・ベオルブと、そのリーダーであるガフガリオンだった。
しかし、襲撃の首謀者として現れたのは、ラムザの幼なじみであるディリータ・ハイラル。彼は死んだはずだったが、謎の軍勢を率いて王女を連れ去る。ラムザは彼を追うが、ディリータは姿を消してしまう。
ここから物語は1年前に遡り、獅子戦争の始まりが語られる。
1年前:獅子戦争勃発前夜
1年前、イヴァリース王国では国王オリナスの死により、幼い王子を巡る権力争いが激化していた。
この争いは、王位継承を巡る二大派閥「白獅子派(ラーグ公爵)」と「黒獅子派(ゴルターナ公爵)」の対立へと発展し、後に「獅子戦争」と呼ばれる大規模な内乱へと繋がる。
ベオルブ家とラムザの立場
ラムザ・ベオルブは名門ベオルブ家の四男。ベオルブ家は王国に忠誠を誓う由緒ある家系であり、長兄ダイスダーグは実権を握り、次兄ザルバッグは王国騎士団の一員として活躍していた。
ラムザ自身は貴族の名誉よりも正義を重んじ、身分の違うディリータ・ハイラルとも分け隔てなく接していた。しかし、この時点では「貴族」と「平民」の間にある大きな溝を深く意識してはいなかった。
最初の任務:盗賊討伐作戦
先の50年戦争に敗北したイヴァリース国では、治安が荒れ果て、特に「骸旅団」と呼ばれる盗賊団が各地で暴れ回っていた。国の防衛体制は弱体化しており、治安の回復は急務だった。
この状況を受け、骸旅団を一掃するための作戦が立てられた。しかし、北天騎士団だけでは人手が足りないため、士官候補生たちも後方支援という形で任務を遂行することになった。
ラムザ・ベオルブは、士官候補生としてこの作戦に参加することとなる。その前哨戦として、ガリランドの町に潜入した盗賊団を討伐する任務が与えられた。
任務の詳細とラムザの決意
ガリランドの町では、盗賊団が住民を脅かしており、戦況は緊迫していた。ラムザは仲間たちと共に、この盗賊団を一掃するため、戦闘準備を整える。
ラムザは、この任務が単なる反乱の前哨戦に過ぎないことを理解しつつも、自らの役目を果たすため全力を尽くす決意を固めていた。
アルガスとの出会い
ガリランドの町で盗賊団の討伐作戦を終えたラムザたちは、次なる任務へと進む途中で一人の青年、アルガスと出会う。アルガスは、没落した貴族・カーネイ家出身であり、故郷を追われた身の上だった。
アルガスはラムザに対して、何かと感情的な反応を見せるが、初対面のラムザにはその理由が分からない。彼は貴族社会における名誉や立場に強い誇りを持っており、ラムザのような士族とは異なる価値観を持っている。
アルガスは、ラムザに「貴族の誇りを持て」と語りかけ、ラムザの持つ無邪気な正義感に少なからず不安を抱いていた。しかし、ラムザはその言葉を素直に受け入れつつも、自分のやり方で物事を進めていく覚悟を決める。
貴族と平民の確執
アルガスは強い貴族意識を持ち、平民を見下していた。彼はディリータを「平民のくせに」と侮辱し、ラムザにも「お前はベオルブ家の者として誇りを持て」と忠告する。
一方、ディリータは妹のティータと共にベオルブ家に保護されていたが、平民であるため冷遇されていた。ラムザは次第に、貴族と平民の間にある深い溝を実感し始める。
アルガスの立場とラムザの成長
アルガスと共に行動を共にする中で、ラムザは貴族と平民との深い溝を感じることとなる。アルガスは、身分差を気にせず接するラムザに対して不信感を抱き、次第に二人の関係は複雑なものとなっていく。
それでもラムザは、アルガスとの関わりを通して、貴族社会やその矛盾について深く考えさせられることになる。そして、この出会いはラムザの成長に大きな影響を与えることとなる。
父・バルバネスの死とその影響
物語の重要な転機となる出来事の一つに、ラムザの父であるバルバネス・ベオルブの死がある。50年戦争の末期、バルバネスは病床に伏し、その後2年を経て亡くなった。この死は、物語の前半では単なる「病死」として扱われるが、実際には物語が進行するにつれて、その死因が重要な事柄として明らかになっていく。
バルバネスが死の間際にラムザに遺した言葉、「不正を許さず、人として正しい道を歩め」という遺言は、物語全体のテーマと深く結びついていく。ラムザはこの言葉を胸に抱きながら、後の展開で直面する数々の試練に立ち向かうことになる。
ラムザの成長と影響
父バルバネスの死はラムザにとって大きな影響を与え、その後の行動や信念に大きく関わる。ラムザは、家族や親しい人々から与えられた教えを胸に、権力や名誉のためではなく、正しい道を選ぼうとする決意を固めていくラムザ。このテーマは物語全体を通じて何度も繰り返され、ラムザの成長を支える重要な柱となっていく。
ラムザの家族の悲劇と道の分かれ道
ラムザ・ベオルブの人生における大きな転機が訪れる。実家が盗賊に襲撃され、ラムザの妹アルマが危険にさらされるという事態が発生した。しかし、盗賊団はアルマを見誤り、ディリータの妹・ティータを人質として攫ってしまった。
ティータの人質事件と北天騎士団の悲劇
ラムザとディリータは共にティータを救うために駆けつける。だが、事態は思わぬ方向へ進んでしまう。北天騎士団はティータが平民であることを理由に、盗賊と共に彼女も処刑してしまったのだ。ティータの死は、ラムザにとって深い衝撃となり、その後の彼の考え方に大きな影響を与える。
貴族社会への疑問とラムザの決断
ティータを救うことができなかった事実と、その背後にある貴族社会の冷徹さに深く傷ついたラムザは、自らの立場に強い疑問を抱くようになる。彼は、家族や友人、そして自身が生まれ育った社会に対する信頼を失い、ベオルブ家を離れる決意を固める。
その後、ラムザは貴族社会から距離を置き、傭兵団に身を投じることを決意する。これにより、彼は新たな生き方を模索し始め、かつての仲間たちとも距離を置くこととなった。
ディリータの選択と別れ
ラムザだけでなく、ディリータもまたこの事件をきっかけに大きな決断を下す。彼はベオルブ家を離れ、グレバドス教会の工作員として新たな道を歩み始める。こうして、かつて親友であった二人は、それぞれの信念を胸に異なる道を進むこととなった。
ラムザとディリータの友情は、悲劇的な事件を経て、次第にその姿を変えていった。この出来事が二人の人生に与えた影響は、後の物語においても大きな意味を持つこととなる。
1年後の再会と新たな戦争
1年後、ラムザの物語は再び動き出す。傭兵として身を落としていたラムザは、かつての栄光を失い、戦争の中で生きる道を選んでいた。イヴァリース王国では、国王が急死し、その後を継ぐ王子オリナスと王女オヴェリアの間で激しい後継者争いが繰り広げられていた。
後継者争いと貴族社会の代理戦争
オヴェリア王女は、王家の血筋から迎え入れられた養子であり、彼女の血筋から生まれたのはまだ赤子の王子オリナスだった。オヴェリア王女とオリナス王子の後継者争いは、実質的にはラーグ公とゴルターナ公の代理戦争となっていた。
ラーグ公は北天騎士団を擁し、オヴェリア王女を支援していた。一方、ゴルターナ公は南天騎士団を掌握し、オリナス王子を支持していた。この二人の公爵は、それぞれ自らの勢力を維持するため、王国の未来を賭けて戦争を続けていた。
王女オヴェリアの誘拐とラムザの任務
オヴェリア王女は修道院に預けられていたが、その修道院が何者かに襲撃され、王女は誘拐されてしまう。ラムザが所属する傭兵団は、王女を安全な場所へ移す任務を託される。しかし、その任務が進行する中で、王女を守るべき最中に突如として修道院が襲われるという事態が発生し、ラムザは新たな使命を果たすため動き出す。
ディリータとの再会と新たな衝突
ラムザが王女を追っていたその時、予想外の再会が待っていた。誘拐犯の正体は、ラムザのかつての親友であったディリータだった。ラムザは驚きとともに彼を追いかける。
運命の再び交錯する時
この再会は、ラムザにとって何か大きな変化の兆しを意味していた。ディリータがどのような目的で王女を誘拐し、彼の行動が何を示しているのか、ラムザはその真意を探るために、再び戦乱に巻き込まれていくことになる。二人の運命が再び交錯し、物語は新たな展開を迎えることとなる。
ディリータの真実とラムザの決断
ラムザがディリータを追いかける中、彼は意外な事実に直面する。ディリータは、王女オヴェリアの誘拐犯として現れたが、彼が遭遇した別の賊たちに襲われていたのだ。この時点では、ラムザはディリータが何故そのような行動を取ったのか理解できていなかった。しかし、この事件は彼の思っていたものとは全く異なっていた。
王女の暗殺計画
実は、この事件の背後には、ラーグ公の陰謀が隠されていた。オヴェリア王女の後ろ盾となるべきラーグ公は、王女の命を狙っており、その死をゴルターナ公に被せることで後継者争いに有利に立とうとしていたのだ。この計画は、王国をさらに混乱に陥れるためのものであり、王女の命を奪うことが目的だった。
ディリータの立場と使命
ディリータが王女を助けた理由は、ラーグ公の計画に反対する勢力からの依頼を受けたためだった。ディリータは、ゴルターナ公やラーグ公ではなく、第3の勢力から派遣され、王女の命を守るために彼女を安全な場所に移す任務を背負っていた。この真実を知ったラムザは、ディリータの行動に納得し、彼の目的が単なる私利私欲によるものではないことを理解する。
ラムザの裏切りと新たな使命
ラムザは、雇われた傭兵団が実はラーグ公のスパイであり、王女の暗殺を成功させるための工作員であることを知る。真実を知ったラムザは、今までの任務を裏切り、王女オヴェリアを守る決意を固める。彼は仲間たちを説得し、傭兵団の命令に逆らって、王女を安全な場所へと導くために行動を開始する。
ラムザの選択と未来の戦い
ラムザは、ディリータと共に王女を守るために戦い、また新たな敵に立ち向かう決意を固める。貴族社会の暗い陰謀の中で、彼はただの傭兵から、王国の未来を左右する重要な役割を担う存在へと成長していく。この新たな戦いの中で、ラムザの信念と使命感が試されることになる。
ダイスダーグの陰謀とラムザの発見
ラムザは、王女オヴェリアの暗殺計画に長兄・ダイスダーグが関与していたことを知る。ダイスダーグは、ベオルブ家がイヴァリースを支配するという野望を抱き、そのためにラーグ公の側近として行動していたのだ。この事実はラムザにとって衝撃的であり、彼は家族の一員であるダイスダーグが、どれだけ危険な道に足を踏み入れているのかを深く認識することになる。
ディリータとの協力
ラムザとディリータは再び手を組み、王女を守るために協力し合う。しかし、事態は次第に厳しくなり、頼るべき仲間がいなくなっていく。ラムザは、もはや信頼できる者がいない状況に直面する。しかし、王女オヴェリアを守り抜くため、彼はさらなる決断を下す。
グレバドス教会の庇護を求める
ラムザとオヴェリア王女は、もはや王族や貴族たちに頼ることができなくなったため、次に頼るべきは中立的な権力を持つ国家宗教、グレバドス教会だった。ラムザは、教会に助けを求め、保護を受けることを決意する。その際、ディリータにも声をかけるが、彼はラムザの前から立ち去ってしまう。このことが、二人の再び異なる道を歩むことを示唆していた。
ドラクロワ枢機卿の保護
ラムザとオヴェリア王女は、グレバドス教会のドラクロワ枢機卿の保護を受けることに成功する。ドラクロワ枢機卿は教会内でも重要な地位を占める人物であり、彼の庇護を受けることは、王女の命を守るために最も有効な手段といえる。この時点で、ラムザは完全に王族との関係を断ち切り、次第に新たな目的に向かって進んでいくことになる。
道を分かつラムザとディリータ
ラムザとディリータの関係は、この時点で再び決定的に分かれた。ディリータはラムザと共に歩むことを選ばず、自らの道を進んでいった。ラムザはその背を見送りつつ、王女オヴェリアを守るという使命に徹することを決める。二人の間には、再び交わることのない複雑な思いが交錯していた。
ムスタディオとの出会い
ある日、ラムザはムスタディオという男と出会う。ムスタディオは古代の技術を研究している技師で、ある調査の過程で伝説の聖石「ゾディアックストーン」を発見してしまった。この聖石は、かつてグレバドス教会の聖アジョラが率いた12人の戦士が持っていたとされ、ゾディアックブレイブの伝説に登場する神秘的な力を持つとされている。
ゾディアックストーンの力と伝説
「ゾディアックストーン」は、単なる石ではなく、不思議な力を秘めていると伝えられている。その力は未知であり、長い歴史の中で数々の戦争や争いを引き起こした原因となってきた。ムスタディオが発見したこの石は、その力を狙う悪しき勢力からも注目を浴びており、彼の身は危険にさらされていた。
ラムザの護衛と教会の裏切り
ラムザはムスタディオに対して人の良さから護衛を申し出る。しかし、これが彼の思いもしなかった展開を引き起こすこととなる。グレバドス教会の枢機卿は、聖石を奪うために裏で暗躍しており、ムスタディオが持つゾディアックストーンの力を手に入れようと画策していた。そして、枢機卿はムスタディオを狙う悪の組織と手を組み、ラムザとムスタディオに襲いかかる。
裏切りと新たな敵
この裏切りにより、ラムザはかつて信頼していた教会に対する疑念を深めることとなる。ムスタディオの命を守るために立ち向かうラムザだが、教会の権力者たちの陰謀と悪しき組織の追跡は、彼を次第に追い詰めていく。ラムザの決意が試される、重要な場面となる。
聖石とルカヴィの襲撃
ラムザたちはなんとか追っ手を退け、その場から逃げることに成功する。しかし、枢機卿は王女を人質に取り、彼らをさらに追い詰めるべく追っ手を差し向けてきた。ラムザたちはその追跡をかわし、王女を救出するために枢機卿の元へとたどり着く。しかし、そこには王女の姿はなかった。
枢機卿の正体と魔物の出現
枢機卿は、手にしていた「ゾディアックストーン」の力を使い、突然「ルカヴィ」という魔物に姿を変えてラムザたちに襲い掛かってくる。ルカヴィは異形の存在であり、その強大な力にラムザたちは命を賭けて立ち向かうこととなる。戦いの末、ラムザたちはルカヴィを倒すことに成功するが、彼は後継者争いの背後に潜む何か、大きな陰謀を感じ取る。
ディリータの動きと後継者争いの激化
一方、ディリータはオヴェリア王女を保護し、王女を安全な場所に隠しながらも、ゴルターナ公に今回のラーグ公の陰謀を伝える。ラーグ公は王女を暗殺しようとしたが、ディリータの行動によってその計画は明るみに出る。これにより、ゴルターナ公はラーグ公に対して宣戦布告を行い、ついに後継者争いが本格化する。
獅子戦争の始まり
ディリータとゴルターナ公の行動により、ついにイヴァリースの国は二つに分かれ、後継者争いが全面的な戦争へと発展する。この戦争は後に「獅子戦争」と呼ばれ、国の未来を左右する壮絶な内紛が始まった。ラムザとディリータ、二人の運命が交錯し、物語は次第に激動の時代へと突入していく。
枢機卿の死とラムザの追われる身
ラムザは枢機卿との戦いでその命を奪うことになるが、その結果として教会から異端者の烙印を押され、追われる身となってしまった。枢機卿が魔物に姿を変えて襲いかかってきたことは、ラムザにとっても衝撃的な出来事であり、その聖石の力が現実のものだと確信することとなる。
聖石と獅子戦争の背後に潜む陰謀
聖石の力を目の当たりにしたラムザは、獅子戦争の背後に何者かの巨大な力が働いていることを感じ取り、事の真相をつかむべく、王都ルザリアに赴くことを決意する。彼の目的は次兄・ザルバッグに自らの見解を伝え、真実を共有することだった。
ザルバッグとの対話
ラムザが王都ルザリアに到着し、ザルバッグに事実を伝えるが、長兄はラムザの話を信じようとしなかった。ラムザが話す内容はあまりにも衝撃的であり、聖石の力や王女誘拐に関わる陰謀など、信じるには難しい事実が含まれていた。
妹アルマの理解
信じてくれたのは、ラムザの妹であるアルマだけだった。アルマは兄の言葉に耳を傾け、彼が直面した現実に理解を示し、ラムザと共に今後の行動を考えることとなる。ラムザは、次兄との不信感を抱えつつも、アルマの支えを受け、戦争の真実に迫る決意を新たにする。
ドラクロワ枢機卿殺害容疑での捕縛
ラムザは王都ルザリアにて、ドラクロワ枢機卿の殺害容疑で捕縛されることとなる。教会はラムザを異端者として追っており、枢機卿の死に関して彼が犯人だと決めつけていた。容疑者として捕らえられたラムザは、その場で処刑される運命を迎えようとする。
処刑を阻止したラムザの抵抗
ラムザは無実を証明する機会を与えられることなく、その場で処刑されそうになるが、抵抗の意思を示し、処刑隊の手から逃れようとする。彼の必死の抵抗により、処刑は失敗し、状況は一変する。しかし、この行動により、ラムザの立場はますます危うくなり、逃亡を余儀なくされることとなる。
アルマとの再会と聖石の発見
ラムザとアルマは、以前アルマが聖石を目撃した場所に向かう。そこは教会により襲撃を受けており、すでに混乱に包まれていた。ラムザは聖石を見つけ、アルマにそれを託す。聖石は重要な役割を果たすものであり、ラムザはその力を警戒しつつも、妹の安全を守るために行動を始める。
教会の襲撃とラムザの奮闘
ラムザは教会に襲いかかる者たちに立ち向かい、抵抗する者たちと共に戦う。建物内部で激しい戦闘が繰り広げられ、ラムザは数々の敵を倒しながら進んでいく。しかし、戦闘に集中している間、アルマは聖石ごと教会に連れ去られてしまう。
アルマの失踪とラムザの決意
アルマを失ったラムザは、再び彼女を救い出すため、危険を顧みずに教会の陰謀に立ち向かう決意を固める。この出来事がラムザをさらに追い込んでいくが、彼は妹を取り戻すため、命がけでその道を歩んでいくことになる。
教会の陰謀とラムザの決意
ラムザは、妹アルマを救い出すために奔走し続ける中で、教会が背後で進めていた陰謀を知ることとなる。
教会の暗躍
教会の企みは、イヴァリースを支配するための大きな計画であった。ラーグ公とゴルターナ公を争わせて内戦を引き起こし、その混乱の中で民衆が疲弊したところを狙う。そして、民衆が不安に陥った瞬間、教会は伝説の聖石を手にし、「ゾディアックブレイブ」と共に現れ、民衆の心を掴もうとしていた。
教会の支配を目指して
教会は、この混乱を巧妙に利用し、いずれイヴァリースの覇権を握ろうとしていた。ラムザは、この邪悪な計画に対抗するため、自らの道を切り開いていかなければならないと感じる。
ラムザの使命
ラムザは、教会の陰謀を暴くため、そして妹を取り戻すため、さらに困難な戦いに挑む決意を新たにする。この時点でラムザは、ただの傭兵ではなく、イヴァリースの未来を左右する重要な使命を背負う存在となっていた。